[ 2015-09-08 掲載 ]
上海市と江蘇省蘇州市をつなぐ軌道交通S1線が、早ければ来年にも着工することが、蘇州軌道交通公式ウェブサイトにて8月31日までに発表された軌道交通建設計画書により、わかった。完成後は、軌道交通11号線花橋駅から蘇州中心部まで、1時間強で到達する見込みだ。
「蘇州市城市軌道交通近期建設規則(2016~2022)」と題したこの計画書には、蘇州市を通る軌道交通の、16年から22年までの建設計画が明記されている。S1線の第一期工事も計画に含まれており、星明街駅(蘇州市)から太倉南駅(同市太倉市)までの全長54.5km、計27駅と、時代大厦駅(同市昆山市)から上海軌道交通11号線の花橋駅まで全長15.8km、計7駅を予定。前者の区間のうち19.5kmと、同じく後者の3.6kmは高架線路となる。
また、計画書にはS1線第二期工事区間として、蘇州市内の馬涧生態園駅から星明街駅まで全長16kmの路線が記されている。
昆山市政府がこれまでに発表した計画案では、S1線を走る列車の速度目標は時速100km以上。ここから計算すると、同市中心部の玉山広場駅から西に約10分で陽澄湖駅へ、約40分で蘇州中心部にアクセスできる。同じく東方向へは、約25分で花橋駅に到達し、11号線への乗換えを経て上海安亭駅までは約40分で着くことになる。
そのほか、蘇州軌道交通の計画書では、16年から22年にかけて蘇州市内で軌道交通6、7、8号線の工事が進められることもわかっている。6号線は蘇州新区駅から星華街駅まで全長34.2km、8号線は華山路駅から車坊駅までの全長35.2km。7号線は相城大道駅から紅庄駅までの北部分27kmと龍翔路駅から泾南路駅までの南部分6.4kmで構成され、S1線とあわせると総距離は173.1km、駅数は計115駅に達することになる。【中国江蘇網】
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