[ 2015-08-25 掲載 ]
ショッピングサイト「タオバオ」などを運営するアリババグループの馬雲会長がこのほど、15億香港ドル(約12億3800万元)で香港地区ヴィクトリア・ピークの豪邸を購入した。
豪邸が位置するのは、高級住宅地が連なるヴィクトリア・ピークの中でも特に土地の値段が高く、財界人、著名人が集まる白加道。部屋面積は総計1099㎡、1㎡あたりの単価は136万香港ドル(約112万2000元)を超える。フランスにある1㎡あたりの単価約154万7000香港ドルの1個建てに次いで世界で2位、香港地区では1位の平米単価となる。周囲には林や芝生の庭、計2200㎡以上が広がっている。
この物件は、古くはベルギーの領事館で、同国政府が1959年に15万5000香港ドル(約12万7900元)で買ったもの。00年に1億6350万香港ドル(1億3500万元)で長江実業グループの創設者兼会長、李嘉誠氏の融資アドバイザー袁天凡氏が夫婦で購入。その後15年間でなんと13億香港ドル(約10億7250万元)まで値上がりした。
袁氏は52年に上海市で生まれ、5歳の時香港地区に移住。米シカゴ大学経済学部を卒業し、香港地区最大規模の通信企業「電訊盈科有限公司(PCCW)」の元副主席として知られる。妻も恒生銀行の副董事長兼行政総裁を務めている。
馬雲はかつて01年にも、3億香港ドルで香港地区半山区にあるマンション「BranksomeCrest」の最上階プール付きメゾネット物件を購入し、当時の香港地区における平米単価最高額となる平米40万元香港ドルを記録している。
【澎湃新聞網】
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