[ 2015-08-25 掲載 ]
シンガポールの都市開発大手「KOP」と「上海港城開発集団」「上海陸家嘴集団」は8月11日、浦東新区の臨海エリアに世界最大の屋内スキー場「氷雪世界」を共同で建設すると発表した。19年に完成予定で敷地面積10万㎡、延床面積21万3000㎡を誇る。
氷雪世界は、軌道交通16号線臨港大道駅から約600mに位置。16年に営業を開始する「上海ディズニーリゾート」、17年に完成を予定している、北極と南極の動物を展示する水族館としてアジア最大の「上海海昌極地海洋世界」に続く上海第3の、世界最大級のレジャー施設となる。
同日市内で会見したKOPの王芝菁主席は氷雪世界について、スキー場の面積は3万2000㎡、垂直落差は100mで、一度に数千人が滑降できると説明。オリンピック競技場やスキー選手の通年トレーニング施設としての基準を満たす世界唯一の屋内スキー場とし、アルプス山脈はじめ世界の山の地形を再現したという。
スキー場の他にもスケートリンク、全てが氷でできた「氷のバー」や氷の彫刻展示など、氷と雪をテーマにしたアトラクションを用意。劇場やショッピングセンターも建設予定で、投資総額は約25億元に上る。
王主席によると、大型屋内スキー場は世界に60カ所以上あるが、そのほとんどはスキーのみの施設。一方で氷雪世界はスキーだけでない複数レジャーを一年中楽しめる総合リゾート施設になると強調した。
【新民晩報】
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