特集

中国プロスポーツ 3大リーグ基礎ガイド

[ 2015-11-06 掲載 ]

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サッカー、バスケに卓球 ホームチームもまとめて把握

野球、サッカー、相撲にゴルフ…日本人にとって身近な娯楽のスポーツ観戦も、中国に来てからはめっきり、という声をよく聞く。しかしここ中国にももちろん、人気種目は違えどプロスポーツは存在しており、結果に一喜一憂するファンもいる。今回の特集は、サッカー、バスケ、卓球を“中国3大プロリーグ”としてその現状をご紹介。我らが上海を本拠地とするチームについても知れば、観戦がぐっと楽しくなるはずだ。

 

サッカー

質の高い外国人が続々参戦

94年にプロリーグが始動。04年より、トップリーグ「中国足球超級聯赛」と下部リーグの「甲級「乙級」から構成される現在の体制となった。超級の下位と甲級の上位2チームは毎年入れわる。超級は毎年3月から10月まで、現在16チームがホーム&アウェー方式で参戦。勝利でポント、引き分けで1ポイントの勝ち点制で順位を争う。外国人枠は5人。一試合の出場は4人まで、4人を起用する場合は、うち1人は必ずアジアサッカー協会所属の国籍でなければならない。ゴルキーパーには外国人の起用が認められていない。近年の経済発展にともない、各チームとも額年棒で質の高い外国人選手を獲得するようになっており、監督にも岡田武史、トルシエ、ストイビッチなど、日本人にじみある名前がちらほら登場する。4連覇中の広州恒大(今年からチーム名を広州恒大淘宝に変更はブラジル、イタリアなどサッカー大国の代表クラスを擁し、アジアチャンピオンズリーグでも優勝候補の常連だ。

ホームチーム紹介 上海緑地申花

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04年のリーグ創設時から超級に参戦している古豪。近年の成績は芳しくなく、今季もライバル上海上港が広州恒大と優勝争いを繰り広げる一方で、中位に沈んでいる。本拠地は虹口区の虹口足球場。現在の主力はコロンビア代表MFモレノと豪州代表FWケーヒルだ。

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虹口足球場
住所:虹口区東江湾路444号 
料金:80元~380元

スター選手をチェック!

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今年1月、中超史上最高額となる移籍金21億円で広州恒大に加入した、ブラジル代表期待の若手FW。今季早くも得点王争いに絡んでいる。中国人では同じく広州所属の大型DF張琳、上海上港をけん引する攻撃的MF武磊には欧州のクラブも注目している。

 

バスケット

加速度的にファン増加中

プロリーグは「CBA」の名前で95年に創設された。近年急速にファンを増やしており、当初8チームだったチーム数も現在は20チームにまで拡大。チケットもシーズン席3800元など年々値上がっている。

北米プロリーグ「NBA」出身の外国人選手も多く参加。特に元NBAオールスターで北京ダックスに所属するS・マーブリーは、北京市内に銅像が立つほどの人気ぶりだ。

今季は10月31日に開幕し、来年2月上旬までホーム&アウェー方式で38節を週3試合ほどのペースで消化。その後、勝率上位8チームでトーナメント方式のプレーオフを実施し、雌雄を決する。準々決勝と準決勝は5試合制、決勝は7試合制。

優勝候補の筆頭は、ここ5年で3度優勝の北京。対抗は中国代表の巨漢、韓徳君と賀天挙にL・ハドソンの強力助っ人を擁する遼寧フライング・レオパルズ。昨季シーズン1位で最多8度の優勝を誇る広東サザン・タイガースと、近年躍進著しい新疆フライング・タイガースの“虎コンビ”にも注目だ。

ホームチーム紹介 上海東方大鲨鱼

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愛称は上海シャークス。かつてのスター、姚明がオーナーを務める。本拠地は浦東の源深体育館。01-02シーズンに優勝するもその後は低迷し、昨季は得点数がリーグワースト2。元NBAセンター、B・ジェームスの高いリバウンド能力を生かし切れていないのが悩みだ。

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源深体育館
住所:浦東新区源深路655号
料金:50元~350元

スター選手をチェック!

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身長213cmの恵まれた体格が光る、中国を代表するセンター、パワーフォワード。05年、CBA史上最年少の18歳でMVPに輝くと、07年から4年間はNBAでプレー。CBA復帰後も安定して2ケタのポイント、リバウンドを記録し、広東チームの優勝に貢献している。

 

卓球

リーグ上位でプレーオフ決戦

トップリーグは「中国超級乒乓球倶楽部聯赛」という名称で、毎年5月から9月にかけて男女でリーグ戦が開催されている。今年度は10チームが参加。週2回ペースでホーム&アウェーの第1ステージを行い、上位4位チームがプレーオフとなる第2ステージへ。第1ステージ1位チームは3位または4位チームいずれかを対戦相手として選び、2位チームは残ったチームと対戦。それぞれ勝ちあがったチームで決勝戦を行う。

各チームとも所属選手は5、6名。試合は5試合制で、3勝したチームが勝利となる。先にいずれかのチームが3勝した場合、残りの試合は行わない。3試合目だけがダブルス戦で、シングル戦出場選手も同時にエントリーできる。なお1、2、4試合目のシングル戦は11ポイント先取の5セット制。ほか2試合は7ポイント先取の3セット制となっている。

なお、日本の福原愛は05年に遼寧チームに所属し、憧れの王楠とプレー。06年は広東に所属した。中国での愛称は「瓷娃娃」(陶器のお人形)。

ホームチーム紹介 上海龍腾

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青浦区の青浦体育館を本拠地とし、超級リーグ男子で今年5位。スポンサーの「上海龍騰」は包装用機械を製造する会社。チームのエースは26歳の左利き、許晰で、ペンホルダーの握りから繰り出される速攻スタイルで今季リーグ3位となる27勝5敗を記録している。

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青浦体育館
住所:青浦区体育場路388号
電話:021-6920-0173
料金:20元~300元

スター選手をチェック!

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13年、中国男子史上最年少の16歳で世界選手権シングル代表に抜擢された天才児。鋭い台上バックドライブを武器に今年度の超級リーグでも最高勝率の35勝1敗を記録し、所属する「八一大商」チームのリーグ制覇の原動力となった。愛称は“小胖”(ふとっちょ)。

 

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バドミントン

“王国”に君臨する林丹

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卓球と並び、中国が圧倒的強さを誇るバドミントン。国内リーグも12月から2月にかけて行われているが、強豪選手の主戦場は世界ツアーだ。そして“王国”中国にあって誰もが認めるスーパースターといえば林丹。02年、18歳で世界ランク1位に上りつめると、その後は5度の世界選手権優勝、08年北京、12年ロンドンの五輪連覇など、歴史を塗り替え続けている。“超級丹”(スーパー丹)と呼ばれ、精悍なマスクからCM出演も多数。

 

ビリヤード

ついに世界ランク1位を輩出

観戦だけでなく、実際にプレーする若者も多いのがビリヤード。路上に置かれたビリヤード台に若者が集まっている風景は、全国的によく見かける。主流は2人でプレーする「エイトボール」だが、プロの世界では、より大きな台を使用して赤球とそのほかのカラーボールを交互に落とす「スヌーカー」が定番だ。昨年末には男子の丁俊暉がアジア人初となるスヌーカー世界ランク1位を獲得しており、中国が世界を席巻する日も近いかも?





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