7月某日、編集Tが近所を歩いていると、クリーニング屋の軒先に設置された業務用冷蔵庫を発見。中をのぞくと、ナント20種類近くのアイスが入っているではないか! そこで今回は、中国人観光客による“爆買い”ブームに便乗してローカルアイスを大量購入。気になるアイスを片っ端からテイスティングし、勝手にレビューをしてみることに。本紙特集を参考に、上海の猛暑はローカルアイスで乗り切ろう!
北京や上海などの大都市を中心に大ヒットを飛ばしている“ドンベーダーバン”。開封した瞬間、濃厚なマンゴーの香りが広がる。シャキッとした軽やかな食感で、果汁感もたっぷり。パッケージのシンプルさとは裏腹に、味はカナリのハイクオリティだ。人気の理由も食べて納得。
「非常巧克力口味(めっちゃチョコレート味!)」という名の通り、アイスもトッピングも中のコーティングも全てチョコレート。「ジャイアン●コーン」をやや小さくしたようなサイズ感が、意外と食べやすい。コーンの先っぽに、ぎっしり詰まったチョコレートは最後のお楽しみ♪
袋を開けると“コーン(とうもろこし)”の形をした“コーン(皮)”に包まれたアイスが登場。真ん中には「玉米(とうもろこし)」の文字が刻まれ、「分かったよ!」と突っ込みたくなる自己主張の強さ。日本で話題の「ガリガ●君」に勝るとも劣らない(?)コーンポタージュ風味。
お値段お手頃ながら、深みのある味わい。豆の香ばしさと、もったりしすぎない程よいシャーベット感が何とも爽やかだ。体温を下げるといわれる緑豆は、暑い夏にはピッタリ!
見た目も固さも、まさに中国版「あず●バー」。しかし味は…摩訶不思議。「桂花(キンモクセイ)」の風味と丸ごと入った大粒のあずきが強烈なオリジナリティを発揮している。
少し固めのアイスは、パッケージのレトロ感を裏切らない素朴な味わい。小学校の理科の実験で作った、砂糖水の試験官アイスキャンディーをグレードアップさせた感じ(笑)
個性的な細長いフォルムが、かじりやすくて食べやすい。全脂粉乳が入っているのでちょっぴりミルキー。「光明牌 盐水棒冰」よりは味に奥行きがあり、食感もややふんわり。
モチモチとしたキャラメルと、ほんのりカスタード味のアイスの2層に分かれたプリンアイス。キャラメルが激甘なので、上下の層を一口ずつ交互に攻めていくのがおすすめ!?
一口頬張れば、ナツメのあま~い香りが広がる。あっさり系のアイス、濃厚なソース、コクのあるホワイトチョコレートのコーティングの三重奏で、高級感溢れる味わいを演出。
フタをパカッ…すると、可愛いらしい“角”が出現。ワクワクしたのも束の間、スプーンをすくえどすくえど、チョコレート一色(笑)。ムースのような食感で、飽きのこない味。